夢LABOのゆめみです。
お正月といえば初詣、おせち、年賀状、初日の出・・・たくさんありますよね!
やっぱり夢LABO的には「初夢」について、調べたいと思います。
みなさん、初夢って年明けに初めて見る夢のことを言いますよね?
昔、年明けは1月1日ではなかったんですよ…!ご存知ですか?
そして初夢に縁起のいい夢見ると良いとか聞きますよね。大晦日からずっと起きてて寝ていない・・・という方もいるかもしれませんが初夢について知ると年始から良いことも起こるかも?!
まずは初夢の意味からみていきましょう!
Contents
初夢の意味は何?いつから、どこからやってきたの?
年明けて最初に見る夢のことを初夢と言いますが、この時にみた夢の内容で今後1年が良くなるとも言われています。
このような吉凶で判断する風習ができたのは日本は室町時代からになります。「初夢」という言葉の最古の文献は鎌倉時代の「山家集」(西行法師)ですが、ここには夢の良し悪しなどは記載がありません。
夢で運勢の良し悪しが決められた由来の1つにその昔、中国では夢を獏(バク)に食べてもらうという伝説がありました。
それが日本に伝わった時に「悪夢を払う」から「悪夢を食べる」という縁起の良い動物となり、この頃から夢に良い悪いの区別がなされていたとされています。
初夢の占いは中国では唐の時代から
中国では獏が、病や悪魔を避けるとされており、当時は屏風などに絵を書いて邪気払いしていました。
それから月日が経ち、日本での室町時代には縁起の良い初夢を見る為に宝船の絵を描いて枕の下にしく風習がありましたがその時にも獏の絵を船の帆などに描いたものも用いられるようになりました。
もし、縁起の悪い夢を見てしまってもこの描いた獏が食べてくれるから邪気払いになると信じられていたんですね。
昔の初夢文化では宝船が描かれていた
先ほども出てきた、宝船ですが、室町時代の正月では初夢に良い夢を見る為、七福神の乗る宝船を描いたものを枕の下に敷いて寝るという風習がありました。
その時に書かれていた回文(かいぶん)には「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」というものがありますが、これには意味が3つほどあると言われています。
- 進みゆく船は心地良く波音を立てるので、過ぎ去る刻の数えを忘れてしまい、ふっと「朝はいつ訪れるのだろう」と想うほど夜の長さを感じた
- 調子良く進む船が海を蹴立てゆく波の音は、夜が永遠に続いてしまうのではと思うほど心地よいので、思わず眠りも覚めてしまう。
- 長い世の中の遠い戦いの記憶から皆よ目を覚ましなさい。波に乗っている船にぶつかる音の状況はよいのだろうか
船は昔、商売には欠かせない道具で、そこに七福神を載せて出発しています。
波の音も心地よかったのでしょう。
この歌には「船とみのり(実り)」、「長き夜と長き世(長寿、時代の波)」などをかけた言葉遊びが随所に見られ、新年も商売繁盛、健康で家内安全に過ごせるよう祈りを込められて習慣になったと考えられます。
文字や音節も同じで言葉の意味もある程度通るように作られているもののことを言います。英語で有名なものは「Madam, I’m Adam」(マダム、私はアダムです)などがあるそうです。
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな(長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな)は回文歌と呼ばれる和歌の一首です。
ところで、初夢って31日〜1日にかけて見る夢なのか、1日〜2日にかけて見る夢なのか?どっちなの?って思いませんか?それについて調べてみましたよ!
初夢はいつ見る夢のこと?
初夢は時代によりいつ見たのが初夢になるのか違うんです。
現代では大晦日〜元旦(12月31日〜1月1日)、もしくは元旦〜2日にかけてと言われています。
これは大晦日〜元旦にかけて夜に眠らない人も多くいたからだとか。
新年明けてから初めて見た夢を初夢とする人もいるそうですので、個人の解釈によりバラバラになっています。
また「初夢」と最初に記された鎌倉時代では、節分から立春にかけてとされています。
現代でいうと2月2、3、4、5日この辺りの節分の夜という感じですね。
今でも中国では旧正月のお祝いなどで家族が集まったりお仕事を休む方が多いのですがこの旧正月の風習が鎌倉時代にはあったのですね。
現代のように1月1日を元旦とし、初夢と言われるようになったのは江戸時代ごろからになります。
次に初夢の縁起物について、由来などを調べてみましたよ〜!実は歴史上の人物ととても有名な人との関わりがあるんです!みていきましょう!
初夢の縁起物は徳川家康と縁が深いものから来ている!

初夢の縁起物といえば、「一富士二鷹三茄子」を初夢で見ると縁起がいいという話は有名ですよね。
これってなぜ1.富士2.鷹3.茄子なのでしょうか?理由はこちらです。
一富士二鷹三茄子の理由
語源は諸説ありますが、江戸時代に徳川家康と縁の深い駿河(するが)の国(現在の静岡県中央部あたり)の名物を集めたものがことわざになったと言われています。
実はこれ、もっと長いんです。一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭(1.富士(ふじ)2.鷹(たか)3.茄子(なす)4.扇(おうぎ)5.煙草(たばこ)6.座頭(ざとう))といい、全て縁起の良いものになります。
1と4、2と5、3と6は全て対応しているんですね。
1富士と4扇は末広がりになっている姿が今後の行く末が末広がりに広がっていくことを願い、
2鷹(愛鷹山)と5煙草は高く飛ぶ(タバコの煙が高く登る)ことから運気が高く上がる
3茄子と6座頭は、茄子と成す(成功)を掛け合わせ、また、実に毛がないことから、「身に怪我ない」とかけられています。座頭は坊主頭のマッサージ師という意味で頭に毛がなかったことから「怪我ない」とかけられ健康の安全、家内安全を願うシンボルです。
まとめ
初夢についていかがでしたでしょうか?
実は鎌倉時代から初夢という言葉があったんですね〜。昔から初夢は大事にされていたんですね。
これで1年の運気も上げていきましょうね!
初夢に、好きな人(彼氏、彼女、アイドル・・・etc)出てきたら嬉しいですよね!!
もし、初夢に好きな人が出てきたらぜひみていただきたいのはこちらのまとめです。
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